2022年12月17日

冷間成形角形鋼管の柱梁耐力比

冷間成形角形鋼管の柱梁耐力比の制限は、保有水平耐力計算を行うことで回避できる。
計算すればほぼ100%保有水平耐力を満足する。それなら、柱梁耐力比の検討はやらなくてもよいではないか。
鉄骨造のラーメンは、ルート3の計算が当たり前で、ルート1やルート2で計算することはない。
ブレース構造はルート1でもルート2でもよい。ルート2でβ割増し1.5があっても、ルート3を避ける。
ルート1の標準せん断力係数0.3というのは、靭性に期待せず強度で頑張る設計だが、RC造のルート1は標準せん断力係数は0.2で、壁柱量を増やすことで強度を確保している。
posted by TASS設計室 at 00:49| 構造設計