構造設計者は会社に1人いるかいないかで、受注に大きな差が出る。
見積りができる程度の人しかいない会社が、木造4階に手を出したいと言ったが無理だった。
僕は構造設計ができる人を1人採用することを提案していたが、結局無理だった。1人でも構造設計者がいる会社は、社内の意匠設計の面倒を見ることができるので、適切な計画が行われる。
研究者がいる会社は、先進的な技術を取り入れ、他社を大きく引き離している。
これらの会社を見ていると、プレファブメーカーのように規格化した設計に落ち着く。応用問題が苦手な人は多いもので、同じ設計を繰り返すことで、意匠も構造も効率よい設計ができるようになる。
街の小規模建築の大多数は、4階建て、せいぜい5階建てである。その規模の建物を敷地に適した構造形式で建てている。
2022年12月08日
構造設計者は会社に1人
posted by TASS設計室 at 08:48| 構造設計