2022年12月06日

鉄骨造か混構造か

鉄骨造にするか、混構造にするか、判断するときは次のことに着目する。
@1階が半地下になったり、一部に土圧を受ける時は、1階をWRCとする
Aコストを下げるには、外部鉄骨階段を避け、階段は内部に設ける
B混構造で外部鉄骨階段はコストアップになるので避ける
C塔状比が2.5を超えたら混構造か鉄骨造とする
D塔状比が4を超えたら鉄骨造で、引き抜き抵抗力のある杭基礎(e-Pile)とする
E1階がピロティになる場合は1階をRCラーメンにするか、全体を鉄骨造にする
F1階がピロティで、強引にWRCにする場合は、壁厚を厚くし、無理やりWRCで成り立たせる
G上部構造を木造とする混構造の1階は、納まりがよくないので鉄骨造を避ける
H狭小地の鉄骨造は、基礎梁に鉄骨を入れて柱脚の出っ張りを無くす
I鉄骨造で地下室がある場合は、柱を地下1階まで延ばしてSRCの柱としてベースパックを避ける
posted by TASS設計室 at 09:04| 構造設計