2022年12月03日

鉄骨造の一部ラーメン構造

全体としては軽量鉄骨造のピン構造だが、本来ブレースを入れるところを、RC耐震壁のエレメント置換風のラーメンにする。計算してみると、けっこう耐力が得られることが分った。基本は軽量鉄骨造である。
柱のH形鋼の向きを変える mono-H工法や、コアをRC造とする設計もある。後者は構造特性係数が大きかろうが、耐力も大きいので実現可能だ。ビルのコアを耐震壁で固め、外周をカーテンウォールにする要領である。
こんなことを考えている理由は、β割増を避け、構造特性係数を小さくすることが目的で、ブレース構造を採用しないことにある。塑性変形能力も高い。

posted by TASS設計室 at 21:18| 構造設計