ピロティの柱4本を検討するだけのために建物全体の計算を行った。20m x 10m の3階建て軽量鉄骨造である。部材数が多いので、計算に時間がかかった。結果は4本の内3本がNGだった。きわどいところでNGなので、もともと良い設計だった。計算書をPDFに変換したら、柱4本の断面検定だけでも約500ページになったので、出力を選んでコンパクトにまとめる。
改造された建物を購入したお客さんが心配に思って相談してくれたことは正解!!
電算だけではなく、手計算でも検証し、報告書を作成する。基礎梁がしっかりしているので、補強は難しくない。直下型地震を考慮し、上下方向の震度を1.0として補正する。いくら計算でOKになったとしても、建物は見た目の安心感も必要である。