最初は意匠も構造も学ぶが、途中から意匠と構造は分かれるというよりも、構造は嫌われる。
図面を例にとると、意匠設計者にとって図面は絵画であり、通り芯は図面を見苦しくする邪魔者であるが、構造設計者にとっては幾何学である。
基礎についていえば、意匠設計者は基礎を地盤と同じとみなし、構造設計者は基礎を建物の一部とする。
だから基礎を表現しない断面図を描く人がいる。木造住宅では、基礎は基礎屋さんが施工するもので、わたしは関係ない、という人がいる。
意匠設計者にとってコンクリートや鉄筋、鉄骨は単なるコストであり、断面は小さければ小さいほどよいものとされる。
2022年11月25日
意匠設計者と構造設計者の違い
posted by TASS設計室 at 15:57| 建築士