2022年11月24日

コンペのプレゼンテーションについて思う

コンペのプレゼンテーションがエスカレートしている。
図面を見てイメージが浮かばない人に対してCGや動画で説明することに意味があるだろうか。
人はそれぞれ自分が思うように考える。人が違えば、違うふうに考える。アランチューリングの言葉に、そんな内容の言葉があった。
数学の幾何の問題で、補助線が引けない人は相手にしない。そのレベルが技術屋の出発点になる。
相手が会社の場合、トップがOKすれば、陰では意見を言う人はいるものの、面と向かってそれに異を唱える人はほとんどいない。
僕の顧客は技術屋あるいは中小企業のオーナーが多いので、サラリーマン社会の処世術には縁がないが、彼らの習性は理解している。僕は20代後半に自分ながらいいことを言ったと思っているが、「仕事を覚える前に世渡りを覚えることは良くない」と言った。
posted by TASS設計室 at 10:03| 日記