FAP-3で基礎の計算を行ったものを見たが、引抜力に対する計算で、柱の位置を支点にしているので、浮き上がっても基礎梁に応力が発生しない。
杭基礎で杭の周面摩擦力で抵抗する場合は、それでもよいが、直接基礎の浮上りに対しては適切な計算ではない。浮上りを拘束しないという条件を加えて計算すると、浮上ったら基礎梁が抵抗する計算ができる。
上部構造を計算する場合は、浮上りを拘束して計算する。そうしないと建物に地震力が入らない。
しかし、浮上ったことで倒壊を免れる建物もある。
基礎の浮上りについての研究がある。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/aijs/74/644/74_644_1803/_article/-char/ja/
https://www.sein21.jp/TechnicalContents/Ishiyama/Ishiyama0104.aspx