現在は機械室レスのエレベーターが当たり前になったが、昔はエレベーターシャフトの最上部にエレベーター機械室があった。機械の重量の他にシンダーコンクリートを30cm打つことが一般的だった。
その際、「かご」と「おもり」の重量をまとめて最上部にかけたり、エレベーターシャフトの各階の床をRCスラブとして荷重を考慮することがあった。
厳密に考えず、最上部にまとめて10トン程度の荷重を考慮しておけばよいと考えていた。
構造設計に余裕をもたせる場合、最上階の床荷重に余裕を見込むことは常とう手段である。
「かご」が最下階にあるとき。「おもり」は最上階に位置する。「かご」よりも「おもり」ほほうが重い。「おもり」は「かご」の1.5倍程度の重量である。
2022年10月24日
昔流のエレベーターの荷重
posted by TASS設計室 at 15:10| 構造設計