木造専業の構造設計者が苦手なこと
@外部鉄骨階段
A内部鉄骨階段
Bエレベーター鉄骨フレーム
C混構造全般
D標準の基礎以外の基礎
E地下室
F地下車庫(手計算が苦手)
G擁壁(標準図にない設計が苦手)
Hルート2の計算(構造設計一級建築士の資格が必要なので避けている)
I保有水平耐力計算(構造設計一級建築士の資格が有ってもできない)
J地耐力計算(業者任せ)
K液状化判定(業者任せ)
L杭基礎・支持杭(杭頭モーメントの曲げ戻しを理解していない)
M地盤改良・地盤改良杭(業者任せ)
N斜面地の建物の計画(斜面の安定に関する知識がない)
Oスキップフロア(マニュアル化できないから難しい)
平たい敷地に建つ3階建て、ルート1の計算から抜け出せないでいる。
抜け出すためには建築構造の基本中の基本である『構造力学・RC造・S造・基礎構造・土質力学』を学ぶことである。初歩的なところでよい。
木造から構造設計を始めた人によくあることである。二言目には木造は特殊だと言う人がいるが、木造専業の構造設計者が特殊な存在である。
2022年10月10日
木造専業の構造設計者が苦手なこと
posted by TASS設計室 at 14:13| 木造の構造計算