2022年10月09日

万能な木造の構造計算プログラム

軸組工法、2x4工法共に東京デンコーの構造計算プログラムは機能が豊富だ。
うちの事務所が依頼される木造の構造設計は、ルート2あるいはルート3で計算するもの、変形したもの、スキップフロア、混構造などである。

木造3階建てまでの構造計算を行っている人が上記の構造に手が出ないのは、次のような理由と思われるが、意匠設計者にはそれが理解できない。
@変則的な構造に対応するため、手計算で補足することができない
ARC造、WRC造の構造設計ができない
B構造設計一級建築士の資格は持っているが、保有水平耐力計算を理解していない
C構造設計一級建築士の資格を持っていない
D使用している構造計算プログラムに必要な機能が含まれていない
E豊富な機能を使いこなせない
F適判を避けている
G混構造になると、RC造やWRC造の保有水平耐力計算が必要になることが多い
Hルート3を避けて、ルート2に持ち込もうとする
I技量不足

構造計算プログラムを使いながら知識を深めることが必要だ。
分からないことがあったら、自分で学ぶか、出来る人に聞くことである。
posted by TASS設計室 at 10:02| 構造計算プログラム