防災倉庫を1Gの水平力で許容応力度設計を行ったことがあるが、今度は1.5Gの水平力に対して終局耐力以内となる設計を行った。剛体のような構造物である。
震度7は600gal以上だから、震度7で許容応力度以内に納まる設計である。地盤がどの程度移動するか分からないが、地割れが生じたらどうなるか分からない。
許容応力度計算と保有水平耐力計算を行い、結論を出した。
通常の設計でも、水平力を漸増させてゆき、どこで倒壊するか示すことも考えられる。保有水平耐力計算は1Gの水平力に対して、倒壊するかどうか判断するが、それを1.5Gとして計算することもできる。構造特性係数を0.5にしておけば無難な計算になる。
心配性の施主には、こんな方法で説明することもできる。
それにしても、自由落下より大きな加速度だけど、大きすぎると思う。今度は直下型地震の計算でも行ってみることにするか。鉛直方向の震度を1.0にするのである。