2022年09月26日

アスベスト対策

アスベストが使われている建物の補強設計を行う。撤去か封じ込めか知らないが、対策が行われた後に現地を見て、その場で方針を決める。
アスベストを封じ込めることで若干の荷重の増加があるが、全体からみれば僅かなものであり、どこかの荷重を減らして帳尻を合せる。
劣化した部分を取り替えるだけなら、設計の必要はない。改修部分の安全性を確認し、二次部材の補強を行う程度と考えている。既存建物の改修を行い、解体せずに存続させることを希望するオーナーが増えている。
構造検討方法は 2サイクル法 というもので、検討する範囲の隣接スパンまで計算するという方法がある。隣接スパンの遠端を固定端として固定法で解く方法が紹介されていた。昔のRC規準に書かれていた方法だが、最近は見かけない。
posted by TASS設計室 at 18:14| 構造設計