2022年09月25日

店舗の設計から始まった建築設計事務所

店舗の設計から始まった意匠設計事務所とつきあったことがあるが、認識の違いが大きかった。
構造設計は建設会社が行うものと思っていたが、建設会社にその能力がなかったので、こちらに依頼がきた。
当時は役所に確認申請を提出していたが、役所の意匠の審査係りから電話があった。何かと思ったら、意匠設計者に話したが、理解されなかったようなので電話したとのこと。
他の意匠設計事務所の場合でも、構造設計と確認申請を引き受けたことがある。法規上のことで役所と話し合うことを避けている意匠設計者だった。そのような意匠設計事務所の場合、構造設計はゼネコンに依頼させるほうが無難である。
構造設計と矩計図を依頼されることは、鉄骨造では良くあることである。
面倒見の良い担当者を頼って遠方の審査機関に足を運び、教えてもらっている意匠設計者もいる。
建築設計というとデザインには違いないが、内装専門の設計者もいる。
内装専門の業者でも、構造や法規を知らないと、大規模な改修工事の設計は難しい。確認申請を行う事務所と、構造設計事務所を加える必要がある。
posted by TASS設計室 at 17:44| 建築士