計画の初期段階の概算工事費を求めるには、相当な技術力が必要だ。
特に木造の会社が混構造を計画する場合、丸投げの下請けの躯体業者が入るので割高になる。
大手ハウスメーカーでも、混構造になると異常と言えるほどの費用になる。
さて、どうするか。設計も施工管理も、RC造と木造の両方が分かる意匠設計者と現場監督が必要になる。
混構造の下部構造だけ構造設計を依頼されたことがあるが、結局、上部構造まで設計することになった。
平たい敷地に建つ2階建て、3階建ての段階で止まっている木造専業の設計者が多いことが分かった。
その範囲の仕事が圧倒的多数なので、彼らにとって厄介な仕事は1〜2年に1つくらいのものである。
2022年09月22日
計画の初期段階の概算工事費
posted by TASS設計室 at 14:08| 混構造