基本計画は構造計画である。
最低限必要なのは、幾何学的直観力である。
意匠図を一瞥し、『これはすごい、やるね』と思うものもあれば、客と何を話してこんな計画になったか疑問に思うものもある。
難しい計画が持ってこられ悩むこともあるが、解決策を考えることが面白い。そのままでは難しいが、こうすれば出来るというものもある。
ビル・マンション・工場・倉庫で、RC / SRC / S / WRCなど、全ての構造形式に対応している。まだ手掛けていないものは CLT構造と壁式ラーメンである。CLTは、指針を見たらやる気がなくなった。
軽量鉄骨造は、柱通しで陸立ちの柱が少ないことを原則として計画すれば、無理のないものになる。
フラットスラブ構造は、建物の一部で使ったことがあるが、それだけで建物を設計したことがない。柱を任意の位置に配置することができるので、デザイン性のある建物に適用したいと考えている。
木造軸組工法4階の要望があり設計を始めた。これが好まれる理由が理解できる。2x4工法の4階建ては施工管理が難しいので、プレカットが可能な軸組工法が無難である。