2022年09月04日

中断した工事の後始末と再設計

中断した工事の後始末と再設計を始める。
先ず、現状を把握し、最終形を睨んで設計する。最初は役所との調整で、問題点を洗い出す。
隣接地を加えることができるので有利になるが、手続き上の諸問題の解決の道筋をつける。
県や市の様々な部署が絡むので、各担当の顔を見ることから始める。
事業計画の要旨を僕が作文することになりそうだ。

ショッピングセンターの改修工事も始まる。9月になると足場が組めるので、足場が出来たら見に行く。
こちらも僕の専門が構造設計であることを知って、ゼネコンの誰かの紹介でまわってきた仕事である。
現場を歩いて、適切な方法を提案する。

どちらも意匠設計を介さない仕事で、骨格ができたら意匠設計者が加わることになる。こんな方法で設計すのだから、構造設計でも法規にも詳しくなる。昔から、構造設計と確認申請業務を引き受けている。

斜面地の設計で、無理な設計で予算オーバーになった建物が、現在どうなっているか興味がある。意匠設計者にはコスト感覚を身につけて基本設計を行ってらいたいものである。基本は自然に逆らわないことである。

posted by TASS設計室 at 11:43| 閑話休題