2022年09月02日

設計は事業計画の一環と考える

基本設計は事業計画の一環と考えることができない設計者は、計画がまとまりにくい。
デザインだけが独り歩きしてしまい、事業計画に合った合理性が見当たらない。それでは設計ではない。設計はプロジェクト全体からすれば一部である。
今日は計画全体を決める打合せを行うが、他にも今まで何度か聞いている案件が出てくる可能性がある。僕の専門が構造設計と知って事業主は僕に相談してきている。意匠設計や開発の設計もできる構造設計者という位置づけらしい。開発申請から建築確認までの全体の資料は関係者に配布済みである。

事業主は、あれもやりたい、これもやりたいと言うものだが、それを否定するのではなく、経済効率を考えて説明する。その際、概算で工事費が出せる程度の睨みが必要だ。
部分に目が向くのではなく、全体を俯瞰することが重要だ。ある意味、冷めた目で見るのである。

posted by TASS設計室 at 09:00| 閑話休題