90%の建築士に構造を意識させることは永遠の課題である。つまり無理だと言うこと。
物には重さがあること。その重さが床→梁→柱→基礎→地盤へと伝わる。
その際の荷重の伝達を理解するだけで、1つ進歩する。
次に地震や風は水平力であること、水平力の作用点は床面としていることを理解する。
地震力は慣性力なので、質量の中心に作用する。
後は応力計算である。固定法とD値法で応力図を作成できる。
断面算定はRCでも、Sでも、木でも、それぞれ1つ計算してみれば感覚をつかむことができる。
僕の時はなかったが、「概論」という授業が嫌いだ。そんなもので分かった気になっているから身につかない。ルート1で計算可能な規模の計算は、誰でも出来ても良いのではないかと思う。
上記の90%が85%になることは大きな進歩だ。構造設計者10%が15%になる。そんなことないか。