2022年08月24日

タイロッドの緩み止め

タイロッドの緩み止めが付いているが、役に立っているだろうか。
スタッドの軸方向の収縮は少なく、側根太の乾燥収縮で床が下がるなら、側根太を集成材にするとか、その部分に鉄骨を挟んで沈下量を少なくすることはできる。程度問題だが、どこまで収縮による沈下を許容するかである。
大きな圧縮力が作用するから下がるのであり、床根太だけなら気にならないのではないか。
耐力壁直下の側根太を鉄骨のC形鋼 C-250x90x9x13 とし、緩み止めを入れずにPC鋼棒を挿入するという手もある。2x4工法に限らないが、木造は鉄骨と組合わせることで規模の拡大が可能になる。



posted by TASS設計室 at 11:03| 木造の構造計算