2022年08月23日

鉄骨造4F VS 2x4工法4F

鉄骨が高騰し、2x4工法4Fが注目されている。
鉄骨造はゼネコンが施工し、2x4工法は住宅の施工会社が施工する。
両者のコストは大きく異なり、木造住宅系の会社は割高になる傾向がある。
木造住宅系の会社は、基礎や杭、特に杭の施工に慣れていない。
10,000uクラスの建物に慣れているゼネコンと、100uの住宅を施工している木造住宅の会社が2,000uの建物を施工することを比較すると分かる。木造のコンポーネント会社がゼネコンの下に入ることで落ち着くものである。
3階建てなら軽量鉄骨も考えられるが、柱通しが原則で、陸立ちの柱は避けるほうがよい。
輸送や建て方の条件が良ければ、10m程度の柱は切らずに建てることができるので、柱通しが可能になる。
それなら、H形鋼の柱で、X方向ラーメン、Y方向ブレース構造という手もある。これなら4階でも5階でも可能である。柱は楽に現場接合が可能である。2x4工法と比較して、コスト的にいい勝負かもしれない。
posted by TASS設計室 at 04:04| 閑話休題