2022年08月22日

Ds=0.3とDs=0.35の混在

耐力壁の剛性が同一方向でDs=0.3とDs=0.35の壁が混在する場合、Ds=0.35で統一していたが、見直すことを考える。一部にDs=0.35の壁を使い、大半がDs=0.3の壁でも、その階の、その方向をDs=0.35にすることはない。安全側ではあるが、Qunが一気に大きくなることが不合理である。FA材とFB材が混在する場合、あるいはF値が2.5と1.8が混在する場合などは、その階のF値は重みづけで平均化する。
2x4工法の耐力壁に関しても同様の考えで良いのではないかと思う。木造以外の保有水平耐力計算や耐震診断の手法が参考になる。だから木造専業の人は一般建築を学び、そこから得られる知見を最大限利用することが必要である。
2x4工法の4階建てが普及しない理由は、こんなところにある。
posted by TASS設計室 at 02:12| 2x4工法