木材の圧縮強度はコンクリートと同程度なので、柱の軸力を負担するには十分な強度がある。問題は仕口部である。
SRC造のRをWに置き換え、SWC造というのはどうだろう。梁はSとする。柱SRC・梁Sの建物は普通に設計しているので、その要領である。
耐震壁はCLTとする。軽くすることが目的なので、床もCLTとする。
構造計算上は耐震壁付きS造とする。基本はS造で、柱の軸力のほとんどを木材が負担する。ヤング係数比を考慮したSRC柱の計算要領で計算できる。
鉄骨と木材を一体化する際、グラウト注入が良いと考えている。SRC造ならコンクリートを打設することで一体化することができるが、木材と鉄骨の間に隙間を設け、グラウトを注入する。鉄骨はH形鋼とする。
柱通しで梁Sが前提である。