2022年06月14日

耐震改修の需要

戸建住宅からビル・マンションの耐震改修まで、耐震改修と称する仕事の潜在的な需要は多い。
客は設計事務所に相談するが、明快に答えられる設計者は少なく、結局、構造設計者と設備設計者を伴って再度打合せが行われる。設計事務所には意匠設計・構造設計・設備設計があることを知らない客も少なくない。ようやく、構造設計という専門職があることを知った人もいる。
しかし、木造住宅の4号建築やリフォームにまで構造設計者が関与するとは意外だった。
耐震改修の対象となる建物は既存不適格建物がほとんどであるため、増改築を行う場合は既存遡及が伴う。行政により取り扱いが異なるので、一律には判断できない。
こんなところが面倒がられて、需要を掘り起こすことができないでいる。特に都内のマーケットは大きい。


posted by TASS設計室 at 01:03| 閑話休題