2x4工法の業界は進歩していない。
構造計算プログラムにおいても、相変わらず初期段階のプログラムが定番として続いている。
枠組壁工法建築物構造計算指針が改定されたものの、軸組工法と比べても、見劣りする内容である。
その原因は、鉄筋コンクリート造や鉄骨造の研究者や実務者が、規準の見直しに参加していないことである。他工法の知見も取り入れ、時代に合ったものにすることが必要ではないか。
耐力壁の評価に関しても、長さの短い壁など、耐力が曲げで決まるものもあるが、全てせん断壁として評価している。隣接する開口高さの影響を考慮することも必要だ。
2x4工法の応力計算は、壁式鉄筋コンクリート造から学ぶべきことがある。2x4工法は、まぐさ端部の短期のモーメントの処理が行われていないが、それでも良いなら、何らかの説明を加えたら良い。どう考えても、まぐさの両端はピン構造だ。
2019年07月26日
2x4工法の業界は進歩していない
posted by TASS設計室 at 10:22| 2x4工法