2018年06月24日

傾斜した屋根面の風力係数の求め方

傾斜した屋根面の風力係数の求め方に注文がついた。
通常は、X方向およびY方向の断面形状により風力係数を求めるが、南北傾斜30度、且つ、東西傾斜15度の屋根面の風力係数は、屋根面の勾配に直交する方向の風力係数を求めるべきではないかという意見が出た。この場合は34度になる。
直交座標で考えれば、南北傾斜30度に棟税傾斜15度を加えた場合のY方向の傾斜は31度になる。
風圧は屋根面に垂直に作用するので、屋根面の勾配に垂直な風圧を求め、そのX方向およびY方向の分力を求めると、Y方向の風圧は、上記の31度で計算した場合より小さくなった。
斜めから地震力が作用した場合のようなもので、4本柱の建物は、45度方向からの地震力で計算することがあるので、同じようなものである。
風圧も、不利な方向から作用することを考慮して計算しなくてはならなくなった。
何でもX方向とY方向で計算すれば良い、というものではないことが分かった。
勾配面の風力係数は、正圧 Cf=0.35+0.055Θ-0.0005Θ^2 負圧 Cb=0.85+0.048Θ-0.0005Θ^2 というものである。

posted by TASS設計室 at 12:10| 構造設計