2x4工法の主要な構造計算プログラムが変わってきた。
今までは圧倒的に kizukuri-2x4 の利用者が多かったが、東京デンコーの「2x4壁式」の利用者が増えている。
このプログラムは、壁式鉄筋コンクリート造の計算を行う「壁麻呂」の延長線上で開発されたものであり、「壁麻呂」のユーザーには理解されやすい。
kizukuri-2x4は、軸組工法の計算と同様に、グリッドを決めてから壁や開口部を入力するという方法であるため、開口寸法や開口位置の変更や修正に手間がかかることが欠点である。
スチールハウスも2x4工法と同様だが、荷重や壁の耐力を直接入力することで、「2x4壁式」でスチールハウスの構造計算を行うことができる。需要があれば、「2x4壁式」にオプションとして機能を追加することは容易ではないかと考える。壁式構造に強い東京デンコーが、スチールハウスに乗り出したら面白い。
2017年12月28日
構造計算プログラムの変遷
posted by TASS設計室 at 10:25| 2x4工法