2x4工法やスチールハウスの保有水平耐力計算の方法は、許容応力度計算と大きな違いはない。
部材種別や保有耐力時の崩壊系を判断することなく、耐力壁の反曲点高比を1.0として計算し、終局時の壁の耐力は、短期の耐力の1.5倍である。
判断材料は、壁の塑性率から求める構造特性係数のみである。
この計算要領なら、kizukuri-2x4で計算できる。
1Gの水平力で、全ての部材が、許容応力度以内なら良い。この方法は、平屋の鉄骨造で経験した。
構造方法による構造特性係数Dsの最大値を、一次設計の標準せん断力係数として計算しても良い。
RC造の場合、 Co=0.55 で各部材が許容応力度以内なら保有水平耐力を満たすことに等しい。
RC造の純ラーメンの場合は Ds=0.3 なので、Co=0.3 として各部材が許容応力度以内なら良いと思うが、それはダメだそうだ。安全側の判断には違いないが、納得のできる説明が見当たらない。
鉄骨造の場合、βu=0 の場合、Dsの最大値は 0.4 であり、ブレース構造の場合の Dsの最大値は 0.5 になるので、Co=0.5 として許容応力度計算を行えばよいのだろうか。
2017年10月27日
2x4工法の保有水平耐力計算
posted by TASS設計室 at 16:31| 2x4工法