2016年10月06日

相乗効果

構造設計に限らず様々な建物を設計すると、ノウハウが蓄積され、相乗効果が生まれる。
スチールハウスという構造があるが、それは手続き上は鉄骨造に分類されるが、2x4工法から派生したものである。その計算方法は壁式鉄筋コンクリート造そのものである。コンクリートが木製のスタッドになり、鉄筋がタイロッドや引き抜き金物になった。壁の面材の剛性や耐力は、ブレース置換やエレメント置換して計算するが、コンクリートの壁が薄くなったようなものとして計算することができる。
設計する機会は少ないが、興味深い工法といては、壁式ラーメンやフラットスラブもある。
外周部に耐震壁を設け、内部をフラットスラブにすることもできる。昔、役所の建築で、内部の柱をランダムに配置した建物を雑誌で見たことがある。フラットスラブは床だけではなく、土圧を受ける壁や基礎にも適用することができ、それらは応用問題である。それぞれ、設計した経験がある。

再び耐震補強設計の需要が高まってきており、より施工性の良い工法が望まれ、設計基準の範囲内で工夫することを考えている。評定を受けることになるが、基準の適用が確認申請より柔軟であることが評定委員会のメリットである。純粋に技術論で対処できることが有り難い。
posted by TASS設計室 at 22:32| 構造設計