壁倍率による計算の限界が見えてきた。
構造計算ツールとして K'z や kizukuri-2x4 だけでは用が足りないのではないだろうか。
「2x4壁式」を使うことを考えたほうが良い。
スキップフロアに関しては、剛床の仮定が成り立つことを確認できれば、同一床面として計算して差し支えないが、壁の高さによる剛性の違いを考慮し、段差部の水平力伝達や水平構面の検討を行う。
長さ60cmの壁を使いたがる人がいるが、壁の耐力は曲げ耐力が支配的なので、壁の耐力は、曲げによる耐力で決定されないだろうか。RC造の耐震診断基準を参考にして計算してみると分かる。長さ60cmの壁は、思いの外、耐力が低いことに驚く。
WRC造でもないのに、水平力に対する応力計算で、反曲点高比を 0.5 とすることにも疑問がある。
2016年06月17日
壁倍率による計算の限界
posted by TASS設計室 at 15:22| 2x4工法