2016年01月26日

現場に染まるな

建築工事や土木工事の設計者は、現場を熟知する必要があるが、現場に染まってはいけない。
この言葉を理解できる人は設計者になることができる。
スタート時点では優秀な人でも、設計から離脱する人がいる。それとは逆に、現場では使い物にならなくて、設計しかできない人もいるが、そのような人に有能な設計者を見たことがない。設計が勤まる人は現場で勤まるものである。
建築というものは雑学の集大成であり、広範な知識を必要とするものである。初心者は貪欲に知識を吸収することが必要であり、それらの知識を点とすると、点と点が結びつき線になり、やがて面になるものである。
それは研究者についても言えることであり、固定概念の強い人は柔軟性に乏しく、技術の発展を阻害することもある。業界は研究者を担いでいるので、都合のよい研究者を採用し、都合の悪い研究者を採用しないが、異業種や異分野の技術者や研究者を招き入れ、議論することも必要ではないだろうか。
posted by TASS設計室 at 20:01| 建築士