2016年01月26日

構造計算の講習会

実務に役立つ構造計算の講習会の計画がある。審査機関から指摘されることに対応することができるようになることが目的である。
何を計算しているかを理解することも必要で、荷重と外力、応力を理解することから始めると効果的である。
初心者向けの構造設計や構造計算に関する書物が発行されているが、そのような本は一切不要であり、構造設計規準や構造計算指針を読むことが最も良い勉強になる。

枠組壁工法建築物構造計算指針(2007年)を例にとると、読まなくても良いところや、横目で眺めて通り過ぎても良い部分もあるので、隅から隅まで読む必要はない。読まなくても良いところとは、記述内容と実務的な設計方法が異なる部分である。例えば、壁を細かくメッシュに切って解析している計算例は、実務では使うことがないので、読み飛ばしてしまう。
床の水平構面の計算例でも、研究結果を、そのまま載せた部分で、数字を追いかけて納得できないところは、無理に追及せず、普通の計算方法を採用することで実務的には間に合う。

木造軸組工法、2x4工法、スチールハウスの応力計算では、床の押え効果や腰壁の効果を採用することがあるが、リアルに解析すると、結果が異なる場合がある。もっと素直に、在るものを在るがままに計算しても良いのではないかと考えている。
床荷重の伝達は、一方向版で計算するか、亀甲に分けて計算するかの二通りで良い。
応力計算では、応力計算の結果と断面検定に連続性が必要である。2x4工法の場合、応力図ではマグサの部分を梁として短期荷重時の応力を求めているが、断面検定では両端ピンの単純梁として計算している。
スチールハウスの場合、短期荷重時の応力図は、数値で示しているがモーメント図を描く習慣がない。
壁式鉄筋コンクリート造の構造計算と比べると、違和感をもつところがある。
posted by TASS設計室 at 01:25| 建築士