2015年04月10日

なぜ地盤改良を勧めるのか

 なぜ地盤改良を勧めるのだろうか。私も地盤改良を勧める。
現場監督が地盤を見て分からないからである。
概ね良好な地盤であっても、部分的に地耐力が低い部分があると、不動沈下の原因になる。その部分を含め、入念に地業工事を行えば良いが、その手間と判断を要求するよりも、地盤改良業者に責任施工してもらうほうが安心であり、責任転嫁できることが理由である。

 昔、こんな事故があった。根切り工事が終わり、捨コンを打つ段階で作業員が地盤が悪いことに気づいたが、現場監督に見つかると面倒だから、早く捨コンを打ってしまえ、ということになった。
その後基礎梁が完成したところで、基礎梁にクラック入り、基礎全体を解体してやり直すことになった。

 もう1つは、山留めをケチったために作業員が1人亡くなっている。間知積み擁壁に対して平行に掘削していたが、間地積み擁壁が内側に倒れ、作業員が亡くなった。山留めを行えば回避できた事故である。
山留めの設計や施工も、専門業者に任せることが必要である。設計監理者として、山留めなどの仮設計画は、建設会社の責任で行ってもらうことにしている。

posted by TASS設計室 at 09:12| 木造住宅