2023年06月07日

グラフから数式を逆算する

複数の二次曲線で構成されたグラフがあるが、その根拠となる数式がない。傾向が示されているので、それを数式にしたい。
この理論に詳しい人に聞きたいが、亡くなってしまった。
数学のソフトウェアを使い、適当に関数にしてみることを考える。複数の二次曲線の交点を求めることや二次曲線に挟まれた面積を求めることは、数学のソフトウェアーを使えば、容易に出せると思う。やってみたことがないけど。

これとは関係ないが、構造計算指針に書かれた計算例の計算を追跡したら、数字が合わないので、執筆者に聞きに行ったことがある。他の人に任せていたので、自分はよく見ていなかったと言われ、そこで終っている。どこかに引用元があると思うので、別の参考書を当たってみることにする。
有開口の水平構面の計算で、独特な計算手法だが、耐震壁の計算に当てはめて計算してみることにする。
posted by TASS設計室 at 23:08| 閑話休題

優柔不断な設計者

最初のひと睨みで全体像を把握すべきことだが、決めるまでに時間がかかる設計者がいる。
@気づかない
A知らない
B決められない
着地点は良いが、決めるまでにまわりの人と相談する回数が多い。
僕のように1人で設計している場合と異なり、組織で設計してきた人の特徴だろう。
どんどん1人で決めて仕事を進めると、組織では一匹狼というレッテルを貼られる。
もっとひどいのは、基本的なことを決めずに先に進む人である。後で変更が多くなる。
posted by TASS設計室 at 22:29| 日記

新築工事と改修工事

新築工事の設計はできるが、改修工事と耐震診断が苦手という設計者がいる。
改修工事はふたを開けてのお楽しみ、というところがあり、スピーディーに判断できなければならない。
意匠設計の意を汲んで、後はアドリブである。
スケルトンにしてみたら基礎が無かったという現場もある。RC造を鉄骨で補強することや、基礎梁にも鉄骨を入れることがある。

posted by TASS設計室 at 11:57| 構造設計

奇問難問

普通ではないが、良くまとまった計画がある。
変形した建物ではあるが、通り芯が整理された計画は、意匠設計者の技量の高さが分かる。
複数の矩形を方向を変えて組合わせた建物は、よい刺激になった。
主要な節点を一致させることがポイントである。
構造計算例として宣伝に使わせていただきたい建物である。

三角形に近い台形や、塔状や部分塔状もある。
最後の手段は鉄骨造で、e-Pileのように引抜抵抗力のある支持杭を採用する。これが最も安心できる。
浮き上ったら直接基礎は無理である。
転倒時の接地圧は、e/ℓが 1/6< e/ℓ <1/3 の範囲では、最大で長期接地圧の4倍になる。
短期でも e/ℓ は、1/6程度に留めたいところである。

posted by TASS設計室 at 11:23| 閑話休題