耐震診断の現地調査は構造設計者が行うに限る。
図面が保存されていないRC造、S造の耐震診断の需要があるが、現地調査と図面の復元が仕事である。
2階建てなら1次診断で判定できることが多いが、3階建て以上になると2次診断が必要になることがある。
2階建てと3階建てが複数棟の老人ホームの耐震診断で、壁式構造ありラーメンありというものだったが、一部の建物で1次診断でIs値が0.8を下回ったので、2次診断を行ったものがある。耐震壁が多い方向は1次診断で判定することができた。
耐震診断は1次診断と2次診断を連続して行うことができるので、一気に計算することが可能である。
鉄筋探査や鉄骨の実測は、建設当時の構造計算規準を理解している構造設計者が行う。見て得られる情報が違う。
作業員を連れて実測と斫り調査を行ったことが何度かあり、その資料で耐震診断を行い評定を取得している。
SRC造は鉄骨のフランジの寸法と厚さ、ウェブの厚さを実測する。ウェブは、フルウェブかラチスかを見極める。レーダー探査により鉄筋の本数や深さも分かる。
柱の主筋は、RC規準の最小配筋量として計算することもある。主筋の本数と帯筋の間隔は鉄筋探査で分かる。
構造別構造計算プログラムの評価
独断と偏見に満ちた構造別構造計算プログラムの評価
次のプログラムを勧める
・RC/SRC/S:BUS-6
・木造軸組工法:木三郎4
・2x4工法:2x4壁式3
・WRC:HOUSE-WL、平均せん断力法は捨て難いので壁麻呂
・RC/SRC耐震診断:DOC-RC/SRC
・S耐震診断:DOC-S
・WRC耐震診断:壁式診断
・W耐震診断:HOUSE-DOC
上記プログラムには、基礎構造がオプションになっているものがあるので、必ずオプションも購入すること。並べてみたら、構造システムと東京デンコーになった。
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・RC/SRC/S:BUS-6
・木造軸組工法:木三郎4
・2x4工法:2x4壁式3
・WRC:HOUSE-WL、平均せん断力法は捨て難いので壁麻呂
・RC/SRC耐震診断:DOC-RC/SRC
・S耐震診断:DOC-S
・WRC耐震診断:壁式診断
・W耐震診断:HOUSE-DOC
上記プログラムには、基礎構造がオプションになっているものがあるので、必ずオプションも購入すること。並べてみたら、構造システムと東京デンコーになった。
posted by TASS設計室 at 10:47| 構造計算プログラム