構造別構造計算プログラムの勝手な評価
(1)RC/SRC/S造は、同じデータで新築と耐震診断の両方ができ、任意形状の立体解析プログラムと連動し、杭の計算も一貫して行うことができるといえば、構造システムの BUS-6、BUS基礎、DOC-RC/SRC、DOC-Sである。
(2)2x4工法は東京デンコーの2x4壁式しかない。下階をWRCとする混構造も一貫して計算することができる。直接基礎なら、基礎迄一貫した計算を行うことができる。杭基礎になるとイマイチである。
(3)木造軸組工法も東京デンコーの木三郎がよくできている。合せ柱の計算もできるので、柱断面が不足する場合に、半柱を添わせることもできる。保有水平耐力計算も行うことができるので、ルート2で、偏心率や剛性率が収まらないときの最後の手段としてルート3にも対応できる。
(4)WRCは壁式ラーメンに移ると考えている。
2023年03月17日
構造別構造計算プログラムの評価
posted by TASS設計室 at 22:45| 構造計算プログラム
壁倍率計算でルート2が限界
木造専業の構造設計者は、KIZUKURIあるいはKIZUKURI-2x4に慣れているので、壁倍率計算でルート2から抜け出ることができないようだ。
したがって、軸組工法は4階、2x4工法は軒高9mを超える3階までの設計が限界である。
平均的な設計者の足並みをそろえないと組織の和が乱れるので、そこまでにしているのだろう。
それを超えたら『特殊』であるとして、手を出さない。発注者も、それで納得するようである。
狭小地で容積を確保したいから4階建て、というくらいの考えでは、木造4階建てに手を出さないほうがよい。
3階建てに1層加えたような計画を行っている人も少なくない。2階建てが主体の設計者にとって、4階建てはハードルが高い。概算工事費を出して、施主があきらめるというストーリーである。
このくらいの建物を計画する場合、混構造や鉄骨造も視野に入れた計画になることが多い。
したがって、軸組工法は4階、2x4工法は軒高9mを超える3階までの設計が限界である。
平均的な設計者の足並みをそろえないと組織の和が乱れるので、そこまでにしているのだろう。
それを超えたら『特殊』であるとして、手を出さない。発注者も、それで納得するようである。
狭小地で容積を確保したいから4階建て、というくらいの考えでは、木造4階建てに手を出さないほうがよい。
3階建てに1層加えたような計画を行っている人も少なくない。2階建てが主体の設計者にとって、4階建てはハードルが高い。概算工事費を出して、施主があきらめるというストーリーである。
このくらいの建物を計画する場合、混構造や鉄骨造も視野に入れた計画になることが多い。
posted by TASS設計室 at 13:28| 木造の構造計算
見積書にはノウハウが詰まっている
金額にしか興味を示さない人には関係ないが、工事に関する見積書にはノウハウが詰まっている。
分かる人にとっては有益な情報である。
分かる人にとっては有益な情報である。
posted by TASS設計室 at 10:03| 閑話休題