2023年03月15日

工事費の予算調整

構造コストは総工費の25%だが、明快に数値に出てしまうので減額の際に注目される。
斜面地利用は土地は安いが、建物の工事費が割高になる。敷地が小さすぎるとなおさらである。予算調整は理詰めで行い、いくら業者を選んでも限界がある。無理なら計画変更を行う。調整するには知恵が必要である。堂々巡りしている人は少なくない。
posted by TASS設計室 at 16:53| 構造設計

構造設計で隙間の分野は木造4階

構造設計で隙間の分野は木造4階、特に2x4工法の4階である。
木造だけで4階もあれば、混構造の4階もある。
混構造の1階をS造にしたがる人がいるが、難しいからやめたほうがよい。
北米にあるような規模の大きな建物で、1〜2階をS造の商業施設にして、3階から上を木造にすることは考えられる。しかし、全てをS造にすることが妥当である。
ルート2の審査ができる審査機関が多いので、木造軸組工法4階は壁倍率の上限を7倍にして設計しているようである。
2x4工法の場合はルート3が必須なので、手が出ない人が多い。
計算方法は本に書いてあり、構造計算プログラムがあるのだが、なぜ出来ないのだろう。これは木造専業の構造設計者ができないだけであり、保有水平耐力を理解している普通の構造設計者(判定員の資格をもつ構造設計一級建築士)なら出来ると思う。

posted by TASS設計室 at 10:27| 構造設計

現場が最もよく図面を見る

設計者は図面以外の情報があり、総合的に判断するが、現場は図面だけが頼りである。
だから図面を隅から隅までよく見ているが、全体を俯瞰しているかといえば、そうでもないことがある。
平面図と断面図は一緒に見て役に立つものであり、図面を職人に渡す際も、そのことを意識させる。
途中まで完成しないと全容が理解できない人もいるので、順を追って作業させる。
1枚の図面に平面と断面を描くことがよいが、A3サイズの図面では小さすぎる。だから現場ではA1の図面が多用される。A1で縮尺1/50、部分的に 1/20あるいは 1/10とすると見やすい図面になる。

posted by TASS設計室 at 08:51| 閑話休題

語彙力を高める

語彙力を高めると仕事ができるようになる。
@言葉への感度を高める
Aさまざまなジャンルの書籍を読む
B多様な人と会話する
Cアウトプットする
https://mba.globis.ac.jp/careernote/1345.html
posted by TASS設計室 at 08:17| 閑話休題