2023年03月08日

棚に腰掛ける

僕はたまに意匠設計を行うが、完了検査が済んだばかりの住宅の居間のテレビの棚が心配である。
内装については工務店の一級建築士がお客さんと打ち合わせて決めているが、テレビの前の棚には側板がなく、壁からの持ち出しになっている。スラブでいうと2辺固定の状態である。テレビは壁に取付けている。
その棚は、椅子の高さくらいで、腰掛けられてしまう可能性がある。
見えにくいところに柱を立てることを提案したが却下された。そのうち、棚が下がったと言ってくると予測している。実感しないと分からないだろう。
施主本人は座らないかもしれないが、客が来て歩き回り、座る可能性がある。
posted by TASS設計室 at 11:47| 木造住宅

構造設計者は論述することに慣れることである

構造設計者は論述することに慣れることである。漠然とした考えはあるようだが、それを書いてみると論理性が明らかになる。
そのためには用語の定義を明確にする。
posted by TASS設計室 at 11:38| 構造設計

意匠設計者は現場に強くなろう

仮設工事に始まり、土工事、型枠、鉄筋と躯体工事全般を理解しないと、意匠設計に支障をきたす。
見積りの段階から、打ち継ぎ、段差部の浮かし型枠、目地、止水版を理解する。工事費を安くしたいなら、理詰めで追及する。
現場監督や職人の知恵を引き出す話術も必要である。
posted by TASS設計室 at 11:30| 建築士

意匠設計は落語の世界

いろんな人から何度も質問されたが、棚やカウンターなどを取付ける際に、L形の金物で取り付ければ良いかと聞かれる。そんな質問は1人や2人ではない。
そんな時、落語の一節の話しをする。
棚が落ちたと、苦情を言われた大工の返答である。『まさか、棚に物を載せたのではあるまいな』
posted by TASS設計室 at 10:59| 木造住宅

原発は60年超過でも運転、一般の建築は42年経過で旧耐震

1981年6月以前の建物は旧耐震になるが、過酷な条件にもかかわらず原発は60年超えて運転できる。
タービン建屋しか経験がないが、隣りにある原子炉建屋をよく見ておけばよかった。スラブ筋はD38の重ね接手だった。そんなものを見ていると、普通の建物の鉄筋がしょぼく感じる。
原発運転60年の記事は見かけるが、脆性破壊に関する記述が見当たらなくなった。熱したガラスに水をかけるとどうなるでしょうね。
posted by TASS設計室 at 10:48| 原発関連

住宅地盤技士

民間資格だが、住宅地盤技士という資格があるようだ。
https://jqos.jp/minkan/jutakujibangijutsushaninteishikaku
建築構造技術者協会の建築構造士も民間資格である。
https://www.jsca.or.jp/vol5/p1_4_as_eng/for_becoming_se.php
posted by TASS設計室 at 10:25| 建築士

地盤に関する考察は設計者が行う

地盤や杭に関し、業者に丸投げの設計者が多いが、技術力があり信頼できる業者は意外と少ない。
その証拠に、構造設計一級建築士のいない杭の業者、地盤改良の業者がある。
評定を取得して杭や地盤を扱う会社だから、土と基礎を専門とする技術士、工学博士は後ろに控えていると思うが、実務を行う設計者がマニュアル人間では臨機応変な判断ができない。
これは、建築の設計者が適切な質問を行い、納得のできる計算書を要求してこなかった結果である。何も見ず、判断もせず、杭の計算書や地盤改良の計算書が素通りしている状態である。
サブコンに依頼する建築の設計者は、計算内容を見て理解できるくらいの知識と判断力が必要である。
だから、スウェーデン式サウンディングの報告書でに「地盤改良が必要である」と書かれていると、それを信じてしまうのである。地盤が沈下することを恐れるのではなく、不同沈下を恐れることが必要である。
道路や敷地は下がるものである。埋立地のビルでは、入口に階段を仕込み、周囲の地盤が下がることに伴い、その階段が出てくる設計にする。初期は年間30cmも沈下する。当然、建物は杭で支持している。
posted by TASS設計室 at 08:14| 閑話休題