2023年03月07日

鉄骨造の設計はディテールが分かる人

鉄骨造に限らないが、特に鉄骨造の実施設計はディテールが分かる人が行うに限る。
そうではいと、あれが分からない、これが分からない、ということになり、始末に困る。
設計者は現場監督ができるくらいの知識が必要である。現場を見ている人は、実感として理解しているので強い。ディテールが描けない人は、アドリブが苦手な人に多い。自分が施工しているつもりで図面を描くとよい。手や工具が入るか、どのように取り付けるか、ボルト1本、溶接を意識する。
構造設計者のほうが施工現場に詳しい人が多い。それはディテールと力学と計算が総合的に身に付いているからだろう。
posted by TASS設計室 at 17:03| 鉄骨造

設計は構造から

意匠設計は構造計画から考えると短時間でまとまる。素案をつくって、しばらく眺めてから手を加える。
陣取り合戦的プランニングで、ひねくりまわすよりも、シンプルがよい。しかし、建売住宅の設計はすごいと思う。よく工夫していると感心する。
posted by TASS設計室 at 12:12| 閑話休題

サブコンに要領よく指示する

杭をはじめ、ALC、鋼製建具、鉄骨、金属工事など、設計はサブコンの設計に協力してもらうが、要領よく指示できないと互いに時間がかかる。相手の守備範囲を理解して指示を出す。チェック1つで、仕事の進み具合が違う。その段階になると、施工を理解していないと話しが進まない。
構造と施工とディテールである。
posted by TASS設計室 at 11:43| 建築士

液状化の検討

砂質地盤の液状化の検討は行うべきである。地盤調査会社にオプションとして依頼することができる。
150gal、200gal、350galで行うことが一般的で、150galで液状化しなくても、200galで液状化することもある。350galではPL値とDcyで判定する。確認申請上は150galで液状化しなければ、最低限の基準は満たしていると判断する。
当方は地耐力と液状化の検討、杭の計算は自分で行い、業者に依存しない体制にしている。構造システムのBUS基礎で計算する。
posted by TASS設計室 at 07:51| 構造設計