建物と地盤が接する高さが均一でない場合は平均地盤面を法規上の地盤とするが、それでは設計上に微妙な数字が出て煩雑になる。設計GLを基準として高さ関係を決めると、杭長などの計算がやりやすい。
それに、平均GLは決まりにくく、意匠設計が数字を変えるので、構造設計に採用したくない。
一次固有周期の計算は、建物と地盤が接する最も低い高さにするほうが良いが、『整合性』しか見ない審査担当者に『高さが意匠図と不整合』と言われる。そんなことを予見し、一時固有周期の計算用の高さを平均GLからの高さとすることが多い。T=h(0.02+0.01α)で、多くはT<TcのためRt=1となる。
Ai分布で 2T/(1+3T)に影響するが、Tが大きくなれば2T/(1+3T)は必ず大きくなるので、気にしない。
2T/(1+3T)=(2/3)・(1-1/(1+3T))と変形すれば分かる。
そんなことは承知で、建物と地盤が接する最も低い高さからの高さとすると軸組図に記載することでもよい。
軒高、最高高さ
建物と地盤が接する高さが均一でない場合は平均地盤面を法規上の地盤とするが、それでは設計上に微妙な数字が出て煩雑になる。設計GLを基準として高さ関係を決めると、杭長などの計算がやりやすい。
それに、平均GLは決まりにくく、意匠設計が数字を変えるので、構造設計に採用したくない。
一次固有周期の計算は、建物と地盤が接する最も低い高さにするほうが良いが、『整合性』しか見ない審査担当者に『高さが意匠図と不整合』と言われる。そんなことを予見し、一時固有周期の計算用の高さを平均GLからの高さとすることが多い。
T=h(0.02+0.01α)で、多くはT<TcのためRt=1となる。
Ai分布で 2T/(1+3T)に影響するが、Tが大きくなれば2T/(1+3T)は必ず大きくなるので、気にしない。
2T/(1+3T)=(2/3)・(1-1/(1+3T))と変形すれば分かる。
そんなことは承知で、建物と地盤が接する最も低い高さからの高さとすると軸組図に記載することでもよい。
それに、平均GLは決まりにくく、意匠設計が数字を変えるので、構造設計に採用したくない。
一次固有周期の計算は、建物と地盤が接する最も低い高さにするほうが良いが、『整合性』しか見ない審査担当者に『高さが意匠図と不整合』と言われる。そんなことを予見し、一時固有周期の計算用の高さを平均GLからの高さとすることが多い。
T=h(0.02+0.01α)で、多くはT<TcのためRt=1となる。
Ai分布で 2T/(1+3T)に影響するが、Tが大きくなれば2T/(1+3T)は必ず大きくなるので、気にしない。
2T/(1+3T)=(2/3)・(1-1/(1+3T))と変形すれば分かる。
そんなことは承知で、建物と地盤が接する最も低い高さからの高さとすると軸組図に記載することでもよい。
posted by TASS設計室 at 19:25| 構造設計
コオロギとゴキブリは近縁
posted by TASS設計室 at 16:46| 日記
構造計算のできないプレカット屋
プレカット図のチェックを依頼されるが、構造計算のできないプレカット屋が多い。
材料の組み方を決め、スパン表で判断できる部材断面は記載してくる。もう少し突っ込んで、構造設計としてまとめたらよいのではないだろうか。
基礎の設計が宙に浮いた状態で、基礎屋に丸投げである。サウンディングの報告書は出てくるものの、地耐力と液状化の評価は誰も行っていない。お決まりの地盤改良に誘導される。
そのあたりの業務を一本化し、加工鉄筋の販売も含めると、意匠設計者の要望に応えることができる。架構鉄筋の端部は切りっぱなしで、L形の鉄筋を添えて接合する。添え筋で重ね接手である。
金物とアンカーボルトは、ホームセンターかモノタローで購入しているようだ。
@壁量計算、金物の計算
A基礎の設計
Bプレカット材料の販売
C加工鉄筋の販売
材料の組み方を決め、スパン表で判断できる部材断面は記載してくる。もう少し突っ込んで、構造設計としてまとめたらよいのではないだろうか。
基礎の設計が宙に浮いた状態で、基礎屋に丸投げである。サウンディングの報告書は出てくるものの、地耐力と液状化の評価は誰も行っていない。お決まりの地盤改良に誘導される。
そのあたりの業務を一本化し、加工鉄筋の販売も含めると、意匠設計者の要望に応えることができる。架構鉄筋の端部は切りっぱなしで、L形の鉄筋を添えて接合する。添え筋で重ね接手である。
金物とアンカーボルトは、ホームセンターかモノタローで購入しているようだ。
@壁量計算、金物の計算
A基礎の設計
Bプレカット材料の販売
C加工鉄筋の販売
posted by TASS設計室 at 13:49| 木造住宅
イメージで理解する
何かを理解する時は、画像などのイメージで理解する。
説明を聞き、それを言葉で理解しようとしている人は出遅れる。イメージが浮かばないから言葉や文字、図面にすることが遅くなる。
文字で理解する人に対しては、言葉で説明するよりも、繰り返し見ることができる資料を渡す。会話の意味がないからである。理解するまでに時間がかかるので、即座に理解してもらおうとは思わない。
何人かで雑談して、『それ、いただき!!』と言われたことがある。相手にとって仕事のヒントになったようだ。その逆もある。1〜2か月に1度、そんな人たちと話しの機会がある。
説明を聞き、それを言葉で理解しようとしている人は出遅れる。イメージが浮かばないから言葉や文字、図面にすることが遅くなる。
文字で理解する人に対しては、言葉で説明するよりも、繰り返し見ることができる資料を渡す。会話の意味がないからである。理解するまでに時間がかかるので、即座に理解してもらおうとは思わない。
何人かで雑談して、『それ、いただき!!』と言われたことがある。相手にとって仕事のヒントになったようだ。その逆もある。1〜2か月に1度、そんな人たちと話しの機会がある。
posted by TASS設計室 at 11:45| 閑話休題
ルート3・ルート2
RC造とS造はルート3が多いが、4層以上の2x4工法はルート3が必須、木造軸組工法はルート2が定番の計算方法である。そこに2x4工法の4層以上が少ない理由がある。
『2x4壁式3』は購入したものの、構造計算が出来ずにお蔵入りしている人も少なくない。それは簡易なプログラムで木造から構造計算を始めた人に多く見られる。普通の構造設計者が、顧客の要望で木造に手を出すことが適している。構造計算プログラムの使い勝手も、構造設計者向けのものであり、ハードルの高さを感ずる。
2x4工法の意匠設計者は3階建ての延長線上で4層を考えている人が圧倒的多数である。木造でも4階が建てられるという素人同然の知識しかない建築士も少なくない。壁端部のスタッドの本数が6〜7本になるので、ホールダウン金物の効きを考慮すると、耐力壁の長さは1365mm以上が理想である。
それが無理と分かると鉄骨造を考えるが、軽量鉄骨造が安く、柱形が出ないからよいという判断をされる。ところが、鉄骨の加工費がかかるので、軽量鉄骨造は割高になる。
軽量鉄骨造を採用する際のコストパフォーマンスとしての分岐点は、柱通しの3階建てが限界である。ルート1が適している。したがって軒高9m、延床面積500u以下である。
『2x4壁式3』は購入したものの、構造計算が出来ずにお蔵入りしている人も少なくない。それは簡易なプログラムで木造から構造計算を始めた人に多く見られる。普通の構造設計者が、顧客の要望で木造に手を出すことが適している。構造計算プログラムの使い勝手も、構造設計者向けのものであり、ハードルの高さを感ずる。
2x4工法の意匠設計者は3階建ての延長線上で4層を考えている人が圧倒的多数である。木造でも4階が建てられるという素人同然の知識しかない建築士も少なくない。壁端部のスタッドの本数が6〜7本になるので、ホールダウン金物の効きを考慮すると、耐力壁の長さは1365mm以上が理想である。
それが無理と分かると鉄骨造を考えるが、軽量鉄骨造が安く、柱形が出ないからよいという判断をされる。ところが、鉄骨の加工費がかかるので、軽量鉄骨造は割高になる。
軽量鉄骨造を採用する際のコストパフォーマンスとしての分岐点は、柱通しの3階建てが限界である。ルート1が適している。したがって軒高9m、延床面積500u以下である。
posted by TASS設計室 at 10:47| 構造設計