面木や目地、フカシまで記入し、施工図のような構造図になった図面がある。サッシュアンカーも入れておこう。ここまで描いたら現場は楽だろう。この段階では建具まわりの躯体寸法が決まらないので、開口寸法に余裕をみている。鉄筋を組んでしまったら、動かすことが大変なので、逃げを考える。
ルーフドレンまわりの下がりやドアの沓摺の欠きこみを考慮して梁を下げるか決めていない。先手を打って下げておいても、下げる必要がないかもしれない。関係者は現場が始まらないと意識しないことなので、どうにでもなるようかぶり厚さに余裕をみておく。
しかし、この程度のことは施工標準図に加えておくと注意喚起になる。ゼネコンが施工するRC造なら、しっかりした躯体図が出てくるが、小規模な建物は躯体図を作成しない現場が多い。ゼネコンでは、構造種別ごとに詳細設計のディテールシートを備えることが一般的である。これでけっこう設計の手間を省くことができる。現場と設計の共通の認識があると、話しが通じやすい。
2023年02月24日
小規模RC施工図的構造図
posted by TASS設計室 at 13:17| 構造設計
意匠設計者は法規に強くなろう
審査機関の担当者の技量を超えるくらいになるよう、意匠設計者は法規に強くなろう。
いちいち聞きに行っているようでは情けない。そんなもの、設計してから確認すれば1回で済む。
役所では偉そうに『建築指導課』という看板を掲げているところがあるが、看板通り『指導』できるのかい。
いちいち聞きに行っているようでは情けない。そんなもの、設計してから確認すれば1回で済む。
役所では偉そうに『建築指導課』という看板を掲げているところがあるが、看板通り『指導』できるのかい。
posted by TASS設計室 at 11:16| 日記
思考が浅い
思考が浅い人は、次の一手のことを考えていない。
RCの躯体について書く。
意匠図の建具開口は有効開口で示すが、構造体の開口は、アゴや水切を考慮し、大き目の開口になる。
そのくらい何も言わなくても分かりそうなものだが、理解できない設計者もいる。ディテールを描かないから身についていないと思われる。
鉄筋を組む場合は、躯体図と構造図を見て施工するが、意匠図の開口で鉄筋を組んでしまうと、アゴの先端からかぶりをとったところに鉄筋を配置することになる。
設計の時点では、建具の枠まわりのディテールが決まっていないことがあるので、上と左右65mm以上、下90mm以上の逃げ寸法を考慮する。
木造住宅専業の意匠設計者でも、この程度のことは理解できて当然と思っている。
ディテールに弱い設計者が多く、よく設計していると思う。
たまには木造も設計するが、ビルものの設計が多い意匠設計者は、しっかりとディテールを作図している。
S造に関しては、更に技量の差がはっきりする。
RCの躯体について書く。
意匠図の建具開口は有効開口で示すが、構造体の開口は、アゴや水切を考慮し、大き目の開口になる。
そのくらい何も言わなくても分かりそうなものだが、理解できない設計者もいる。ディテールを描かないから身についていないと思われる。
鉄筋を組む場合は、躯体図と構造図を見て施工するが、意匠図の開口で鉄筋を組んでしまうと、アゴの先端からかぶりをとったところに鉄筋を配置することになる。
設計の時点では、建具の枠まわりのディテールが決まっていないことがあるので、上と左右65mm以上、下90mm以上の逃げ寸法を考慮する。
木造住宅専業の意匠設計者でも、この程度のことは理解できて当然と思っている。
ディテールに弱い設計者が多く、よく設計していると思う。
たまには木造も設計するが、ビルものの設計が多い意匠設計者は、しっかりとディテールを作図している。
S造に関しては、更に技量の差がはっきりする。
posted by TASS設計室 at 08:02| 建築士