2023年02月16日

階段詳細図

意匠設計者は階段詳細図を描くものと思う。階段があるということは平面図を見ればわかるが、階段を含む断面図が全くない。階段はRC造・S造の構造図として作成する。
頭が当たる階段を平気で描いてくる。これからは、階段は構造設計者が描くようになるのだろう。
考えることは何でも構造設計者のところに持って来るほうが処理が早い。
何度も言うが、意匠設計者は断面図、断面詳細図に慣れよう。
posted by TASS設計室 at 15:46| 日記

液状化の検討

地盤改良を行い、液状化層は明らかに地盤改良の範囲に入るので、液状化の計算は行わなかった。2層地盤であるという指摘を受けたので、確かにその通りだが、現地盤の支持力と液状化の計算を行ってみた。200galでFL<1であった。150galでFL>1ならよいので、その旨記載した。念のため350galでDcyとPLを計算したら、Dcy<5、PL<5 であった。ここまで計算しておけば文句あるまい。
判定が微妙なところで変化する。これらの計算は、地盤調査会社の計算結果と異なることがある。土の物理試験を行い、同じ数値を使って計算しても、微妙に異なる結果となった。
土木の専門家には申し訳ないが、構造設計者として自分の計算結果を用いた。同じ計算を複数で検証することは良いことなので、今後もこんな方法を採用する。
小さな敷地で、建物を建てる所だけ液状化対策を行っても、どの程度の効果があるか分からない。支持杭なら安心である。

posted by TASS設計室 at 14:47| 構造設計

木造4階の施工に特化した会社

大手のコンポーネント会社のように、大規模木造や特殊な木造に特化した会社が増えると、木造4階が普及する。躯体工事ができれば、後は同じである。
この際、軸組工法と2x4工法の両方を扱うと計画に柔軟性が出る。
設計スタッフは両刀使いでなくてはならない。軸組工法と2x4工法を別物のように考えている人がいるが、知恵がないことを公表しているようなものだ。両者の違うところだけ学べばよい。
posted by TASS設計室 at 10:56| 木造の構造計算

勝手な想像

質屋の蔵の耐震診断は、蔵を残して建物を建て替えるので、同一敷地内の別棟の耐震診断が必要になったと思われる。おそらく、建物は木造の4号建築かハウスメーカーが建てる建物で、その設計者の手に余るものだったと想像する。木造以外の構造設計を行い、ビルやマンションの耐震診断を行っている普通の構造設計者に知り合いがいれば、巡り巡って、こちらに問い合わせが来ないと思う。
よろず相談、技術部のような設計事務所が必要である。こんなところに隙間の仕事がある。
こちらには、構造設計者の横のつながりがある。
posted by TASS設計室 at 01:23| 日記