質屋の蔵の耐震診断の相談が入った。
土蔵なら伝統工法として耐震診断を行うが、断面がよく分からない。
石造ということもあるかもしれない。大谷石の蔵を見たことがある。斫り調査を行いたいが、非破壊検査で判断したい。レーダー探査で何か分かればよいが、同年代に建設された蔵の設計図書を探している。
質屋蔵(しちやぐら)という古典落語がある。あまり面白くない。
古物商が出てくる落語なら、火焔太鼓(かえんだいこ)がある。
女房:「あんたは商売が上手だよ。やっぱり鳴り物はいいねえ。今度からは半鐘にしなよ」
甚兵衛:「半鐘はいけねえ、オジャンになる」
常時微動による共振診断ができるらしい。
常時微動を利用して建物の固有周期を求める。
2023年02月14日
質屋蔵(しちやぐら)
posted by TASS設計室 at 23:18| 日記
設計図と施工図
構造設計に加え、施工図の依頼をいただく。
それなら施工図的構造図にしてしまおうということになる。小規模な建物の場合、施工図、特にコンクリート施工図を作成する習慣がない会社が多く存在し、それらの会社は『施工図屋』と称する施工図専門の人に図面の作成を依頼する。
ところが、その施工図専門の人の中には、構造図と計算書から施工図を作成する技量が低く、いちいち質問してくる人がいる。そんな面倒な人を相手にするより、自分で描いたほうがよくなってしまう。
鉄骨造の場合は、構造図のCADデータを引き伸ばした程度の製作図が出てくることが多くなった。仕口と継手の詳細を作成し、加工寸法を確認することが製作図の目的で、原寸のフィルムを出すことが目的である。
設計段階で描くこともあるが、鉄筋が錯綜する部分や柱脚の配筋詳細図を施工図として作成することもある。
施工図の担当者は構造設計者であることが望まれる。構造計算を理解した上での施工図である。
それなら施工図的構造図にしてしまおうということになる。小規模な建物の場合、施工図、特にコンクリート施工図を作成する習慣がない会社が多く存在し、それらの会社は『施工図屋』と称する施工図専門の人に図面の作成を依頼する。
ところが、その施工図専門の人の中には、構造図と計算書から施工図を作成する技量が低く、いちいち質問してくる人がいる。そんな面倒な人を相手にするより、自分で描いたほうがよくなってしまう。
鉄骨造の場合は、構造図のCADデータを引き伸ばした程度の製作図が出てくることが多くなった。仕口と継手の詳細を作成し、加工寸法を確認することが製作図の目的で、原寸のフィルムを出すことが目的である。
設計段階で描くこともあるが、鉄筋が錯綜する部分や柱脚の配筋詳細図を施工図として作成することもある。
施工図の担当者は構造設計者であることが望まれる。構造計算を理解した上での施工図である。
posted by TASS設計室 at 11:34| 構造設計
躯体工事の丸投げの勧め
木造住宅の会社で、混構造の施工を行う場合、躯体工事は丸投げにするほうがよい。
大手ハウスメーカーも、そんな方法で施工しているから、混構造になると極端に工事費が高くなる。
施工管理ができる会社は自前で躯体工事ができるので、コスト的に競争力がある。
仮設、土工事、型枠、鉄筋、コンクリート打設、養生、までを躯体業者に任せるのである。
それらは木造2階建ての基礎にも共通する内容だが、レベルが違う。下請け業者と現場監督の腕の違いである。
大手ハウスメーカーも、そんな方法で施工しているから、混構造になると極端に工事費が高くなる。
施工管理ができる会社は自前で躯体工事ができるので、コスト的に競争力がある。
仮設、土工事、型枠、鉄筋、コンクリート打設、養生、までを躯体業者に任せるのである。
それらは木造2階建ての基礎にも共通する内容だが、レベルが違う。下請け業者と現場監督の腕の違いである。
posted by TASS設計室 at 08:46| 木造住宅