構造設計を木造から始めた人は、保有水平耐力計算に手が出ない人が多い。
RC造とS造の保有水平耐力計算を習得してから木造に戻るとよい。
RC造やS造には様々な知見が含まれている。杭の計算や杭頭モーメントの曲げ戻しも理解できるようになる。
だから木造4階が増えない。
一方、RC造やS造の建設コストが高いのは、躯体工事の現場管理ができる人が少なく、躯体工事の現場監督を連れて来る必要があり、現場管理費用が割高になるからである。
時々見かけることだが、躯体工事専門の会社に現場管理も含め、丸投げしている会社もある。
2023年01月20日
木造からスタートした人
posted by TASS設計室 at 20:35| 構造設計
分析
何かを考える時は、分析して理詰めで考える。自分の思考過程を文章にすると、考えが深まる。理詰めで考えることに慣れることである。
必要な情報は自分で探すが、必要とする情報の項目を書き出す。無いものは空白になるので、何が残っているか分かる。誰かに聞くときは、ここまで考えたけれども、ここから先が分からない、と言って教えてもらう。漠然とした質問は行わず、自分の考えを述べた上で質問する。
本に書き込んだり付箋を付けて積んでおく。
何か書くときは、それ専用のノートPCを使うことがある。どこにいても、気ままに続きの作業を行うことができるからである。ノートPCはキーボードが小さいので肩が凝る。
モニター縦置きでA4を大きく示し、テンキーは無くても良いので、普通サイズのキーボードが使いやすい。
必要な情報は自分で探すが、必要とする情報の項目を書き出す。無いものは空白になるので、何が残っているか分かる。誰かに聞くときは、ここまで考えたけれども、ここから先が分からない、と言って教えてもらう。漠然とした質問は行わず、自分の考えを述べた上で質問する。
本に書き込んだり付箋を付けて積んでおく。
何か書くときは、それ専用のノートPCを使うことがある。どこにいても、気ままに続きの作業を行うことができるからである。ノートPCはキーボードが小さいので肩が凝る。
モニター縦置きでA4を大きく示し、テンキーは無くても良いので、普通サイズのキーボードが使いやすい。
posted by TASS設計室 at 19:24| 閑話休題
技術部と設計部
建設会社には技術部あるいは設計部があり、一級建築士事務所を登録しているところがある。ところが、一級建築士事務所を廃止した会社がある。それも1社や2社ではない。
維持するには一級建築士が必要で、多くの場合は意匠設計者が1人いれば済むことである。しかし、建設会社で必要とされる建築士の技量は構造設計に関することが多く、なかなか余っている構造設計者が見つからない。
構造系のサブコン、プログラムの開発会社と意見交換すると、木造の構造設計者の特徴が分かる。
彼らは基礎の設計は眼中になく、土台の下は設計しない。だから混構造の設計もできない。しかし、彼らの人数が多く、広く社会に浸透しているので、情報は多く入ってくる。
彼らが不足するところを補うには、躯体工事と構造設計を絡めて請けるほうが、元請けの意匠設計者の立場を維持することができ刺激が少ない。そもそも設計料の総額が低すぎ、そこから満足な構造設計料が出せないこともある。元請けの意匠設計者の立場を維持しつつ、躯体工事と構造設計の面でサポートするビジネスモデルが出来上がる。我々は施主に会わず、躯体工事会社が依頼する構造設計者として意匠設計者を意匠図の段階からサポートする。
維持するには一級建築士が必要で、多くの場合は意匠設計者が1人いれば済むことである。しかし、建設会社で必要とされる建築士の技量は構造設計に関することが多く、なかなか余っている構造設計者が見つからない。
構造系のサブコン、プログラムの開発会社と意見交換すると、木造の構造設計者の特徴が分かる。
彼らは基礎の設計は眼中になく、土台の下は設計しない。だから混構造の設計もできない。しかし、彼らの人数が多く、広く社会に浸透しているので、情報は多く入ってくる。
彼らが不足するところを補うには、躯体工事と構造設計を絡めて請けるほうが、元請けの意匠設計者の立場を維持することができ刺激が少ない。そもそも設計料の総額が低すぎ、そこから満足な構造設計料が出せないこともある。元請けの意匠設計者の立場を維持しつつ、躯体工事と構造設計の面でサポートするビジネスモデルが出来上がる。我々は施主に会わず、躯体工事会社が依頼する構造設計者として意匠設計者を意匠図の段階からサポートする。
posted by TASS設計室 at 17:07| 閑話休題
工事中の斜面地の建物
工事中の斜面地の建物が2つ、着工直前が2つ、計画中が1つある。
高低差は様々で、大小合わせて6つある。開発が絡むものもある。
開発逃れと言われるが、開発や宅地造成にならないよう計画したものもある。
構造設計だけを引き受けたものは、設計の主旨を崩さないよう構造をまとめた。
うち1つは、他の構造設計者から引き継いだものだが、審査機関の構造担当から「やっぱり、出て来ましたか」と言われた。
マンションの耐震診断の動きも出てきた。
客との窓口になる意匠設計者は、概論程度の基礎的な知識を備え、客と適切に話すことができるようになるとよい。手続きに関しても、手順を理解し、客に説明できるようになることである。
高低差は様々で、大小合わせて6つある。開発が絡むものもある。
開発逃れと言われるが、開発や宅地造成にならないよう計画したものもある。
構造設計だけを引き受けたものは、設計の主旨を崩さないよう構造をまとめた。
うち1つは、他の構造設計者から引き継いだものだが、審査機関の構造担当から「やっぱり、出て来ましたか」と言われた。
マンションの耐震診断の動きも出てきた。
客との窓口になる意匠設計者は、概論程度の基礎的な知識を備え、客と適切に話すことができるようになるとよい。手続きに関しても、手順を理解し、客に説明できるようになることである。
posted by TASS設計室 at 09:07| 日記