2023年01月11日

新築に誘導することもない

新築に誘導していると思われる計画が2つある。1つは鉄骨造の減築、もう1つは木造の基礎の補強を伴うリフォームである。
意匠設計者と施工会社は当然のことながら新築に誘導しているが、状況を聞くと補強も可能である。
工場の改築設計の予定が入っているので、方法を考えていた。土間の補強はあと施工の杭とフラットスラブという方法がある。

posted by TASS設計室 at 16:11| 構造設計

木造軸組工法と枠組壁工法

木造軸組工法と枠組壁工法の面材耐力壁の計算方法を比較している。
軸組工法はCN釘と比べて軸部の径が細いN釘を使用するので、塑性率が大きくなる。耐力は落ちるが塑性率が大きくなり構造特性係数が小さくなる利点がある。
軸組工法でルート2で計算する場合は塑性率や構造特性係数は関係ないので、軸部の径が太いCN釘を使って耐力を上げたらどうだろう。ヘリあき寸法は、2x4工法より大きいので、問題なくCN釘を使うことができる。
強度に依存する設計なら、軸組工法のN釘をやめて、CN釘を使ったらよいと考えている。
posted by TASS設計室 at 08:41| 木造の構造計算