2023年01月03日

明日まで休み

1月4日(水)まで休みにする。
休み中の予定が押してきて、時間が必要になった。
大阪の案件で、大きな建物の一部で、部分的な仮設の検討だから簡単に終わると思っていたものが、計算してみると更に詳細に計算したくなる。次のスパンまで考慮して計算する「2サイクル法」というやり方で計算する。昔のRC規準に載っていた方法である。
机の上が散らかってきたので整理する。
posted by TASS設計室 at 20:03| 日記

無駄な打合せが多い

考えを持ち寄らない打合せは時間の無駄である。
何も考えず、人の考えを聞くだけなら、家庭教師である。
各個人が意見や考えを持ち、それを交換することで進化する。
構造設計の同業との打合せは、メールで資料を送受信し、電話で少し話す程度で完了する。
施工会社との打合せも同様で、担当者が有能なら要領のよい打合せができる。それは、基礎となる共通認識の範囲がほぼ一致しているからである。
それで初めて分からないことを教え、教えられという関係が成立する。

posted by TASS設計室 at 18:46| 閑話休題

陸屋根の排水

陸屋根のドレンの位置を居室の上にもってきている図面が届いた。
構造設計とは関係ないが、バルコニーがあるのだから、バルコニーの上にもってくるほうがよい。
漏れてもバルコニーである。このくらいのことを考えられないのかな。
なるべく竪樋は外に出すものとし、排水を室内に呼び込むようなことは極力避けることである。
posted by TASS設計室 at 18:33| 木造の構造計算

鉄骨造の接合部の設計

鉄骨造は接合部の設計が要である。製作や施工を考慮した接合部の設計である。屋根・外壁・床・柱脚・基礎を見渡して決めるが、どこに重きを置くかで設計が異なる。
チマチマ設計するよりも、BCR295でラーメンにしてしまうほうがよい。業績が悪化した鉄骨工場を吸収してしまうという手もある。しかし、それをコントロールする技量が必要になる。
施工体制、現場監督や設計の技量、協力会社の体制、資材の調達を見据えて計画する。
部材断面を小さくすることで鉄骨の総重量は少なくなっても、加工手間がかかると何にもならない。

小規模な建物は、木造専業の設計者が設計することがあり、最初は木造で計画するが、無理だと分り、軽量鉄骨造にしたいという。それでも制約が多くて納まらず、鉄骨のラーメンに落ち着くことが多々ある。
そのような場合、最初に矩計図を作成して検討する。
矩計図は構造設計者が作成するものと思っていた意匠設計者がいた。ハウスメーカーでは、標準図的な矩計図があり、その図面を添付するだけの設計者もいる。
posted by TASS設計室 at 10:10| 構造設計