WRCで計算していたら、1階のY方向だけが総曲げモーメントが不足して、耐力が出ない。2階以上はWRCが成り立つ。何とかクリアさせることも1つの考えである。
RC耐震壁付きラーメンでも計算しているが、1階をラーメン、2階以上をWRCにするという手もある。
そんなことをやると、2つのプログラムを使うことになり計算が面倒である。壁式ラーメンという手もあるが、ルート1でもエクセルで計算するのは大変だ。市販されている壁式ラーメンのプログラムもあり、興味はあるが、使用頻度が低そうなので、購入する気がしない。どうせ1回だけ使って、その後1〜2年使わないものになってしまう。
開発元は需要を見込んで開発したのだろうから、壁式ラーメンにチャレンジしてみたい気持ちはある。
高さ20m以下の共同住宅の設計では、方向別にルート1とルート3を組合わせることもあるのだから、壁式ラーメンは理にかなっている。
WRCの壁厚を厚くして、無理やりラーメン風にしたことはある。RCラーメンのほうが、杭まで一貫して計算できるので都合がよい。エクセルで手計算は、やめておく。RCラーメンで、耐震壁の方向の柱梁の断面を小さくし、壁構造のようにしてみる。いずれにしてもルート1でまとめる建物である。
何のための耐力壁の詳細計算か
壁倍率7倍を上限とするなら、何のための耐力壁の詳細計算か。
木造2階建ての設計には縁がなく、3階建てでも倍率で計算している人には関係ない。
その段階が圧倒的多数である。
軸組工法と2x4工法の両方を設計する構造設計者が少ないので、両者の相乗効果が得られない原因である。
和食でも洋食でも、料理の基本は同じではないか。何だか魚と肉ほどの違いがあるようだ。しっぽが付いていたら分かるが、切身を天ぷらにしたりフライにしたら見た目は分からない。昼だから、こんなことを考えてしまった。
木造2階建ての設計には縁がなく、3階建てでも倍率で計算している人には関係ない。
その段階が圧倒的多数である。
軸組工法と2x4工法の両方を設計する構造設計者が少ないので、両者の相乗効果が得られない原因である。
和食でも洋食でも、料理の基本は同じではないか。何だか魚と肉ほどの違いがあるようだ。しっぽが付いていたら分かるが、切身を天ぷらにしたりフライにしたら見た目は分からない。昼だから、こんなことを考えてしまった。
posted by TASS設計室 at 12:16| 木造の構造計算
グレー本は中身もグレー
グレー本は中身もグレーである。
外圧を取り入れ、告示1540号で処理している 2x4工法 は規準が柔軟である。
グレー本の記述には逃げが多い。農学部の学者は何をやっているのか。
木材の物性についてチマチマ議論していないで、工学的判断を行ったらどうだろう。
外圧を取り入れ、告示1540号で処理している 2x4工法 は規準が柔軟である。
グレー本の記述には逃げが多い。農学部の学者は何をやっているのか。
木材の物性についてチマチマ議論していないで、工学的判断を行ったらどうだろう。
posted by TASS設計室 at 10:31| 木造の構造計算
意外に少ない木造4階
木造4階は大して増えていない。
審査機関でも、取り扱いの経験のないところがある。次のことに問題がある。
@構造計算指針等に不完全なところがある。(軸組工法、2x4工法共)
指針等の筆者が明快な表現をせず、逃げているところがある。
木造は農学部で、RC造やS造は工学部だからか。
A設計件数が少ないから、審査機関が慣れていない。
木造専業の設計者が木造の設計を行うのではなく、普通の構造設計者が木造に参入することが必要である。
BWRC造は4階建てでもルート1で計算できるが、木造の場合はルート2あるいはルート3になる。
WRC造の設計者は普通にRC造の設計を行っている設計者であり、木造の設計者よりも構造を知っているからルート1を許容するが、木造専業の設計者にルート1を許容すると、節操なく4階建てが増えてしまい、トラブルが起きることが予測されるので、歯止めを行っているのか。
CRC造のルート1は、高さ20mまで許容され、一級建築士が構造設計を行うことができるが、木造は4階建てになると、構造設計一級建築士の資格を必要とされる。
審査機関でも、取り扱いの経験のないところがある。次のことに問題がある。
@構造計算指針等に不完全なところがある。(軸組工法、2x4工法共)
指針等の筆者が明快な表現をせず、逃げているところがある。
木造は農学部で、RC造やS造は工学部だからか。
A設計件数が少ないから、審査機関が慣れていない。
木造専業の設計者が木造の設計を行うのではなく、普通の構造設計者が木造に参入することが必要である。
BWRC造は4階建てでもルート1で計算できるが、木造の場合はルート2あるいはルート3になる。
WRC造の設計者は普通にRC造の設計を行っている設計者であり、木造の設計者よりも構造を知っているからルート1を許容するが、木造専業の設計者にルート1を許容すると、節操なく4階建てが増えてしまい、トラブルが起きることが予測されるので、歯止めを行っているのか。
CRC造のルート1は、高さ20mまで許容され、一級建築士が構造設計を行うことができるが、木造は4階建てになると、構造設計一級建築士の資格を必要とされる。
posted by TASS設計室 at 02:03| 木造の構造計算