2022年12月20日

配置図・平面図に高さをプロット

打合せの席で『配置図・平面図に高さの情報を書き加え、頭の中で立体を構築する』と言ったら何の反応もなかった。
これが出来ないと、断面図を何枚描いても理解できない。こんな時は敷地を含む建物の模型を作るとよい。
スチレンペーパーを等高線の高さ毎に切って、重ねると敷地が出来上がる。コルクを使うと立派だがコストがかかるので、安い材料で間に合わせる。
配置図をコピーしてスチレンペーパーに貼り、等高線でカットすれば短時間で製作できる。標高差10mでも1/100なら10cmの高さになる。5mmのスチレンペーパーを20枚重ねる。5mmでは粗いので、2mmか3mmのほうが良いかもしれない。
posted by TASS設計室 at 21:15| 閑話休題

設計者を堕落させる木造の倍率計算

設計者を堕落させる木造の倍率計算
壁倍率、床倍率、金物の倍率等々、耐力ではなく倍率で設計することから離れ、耐力と剛性で計算することに慣れるとよい。
4分割法というのも良くないが、整形な建物なら良い結果が出る。
そう言うとAi分布はどうなのかと言われてしまう。Ai分布は略材である。固有値解析や時刻歴応答解析をやれと言われてしまう。耐震診断で使う階の補正係数も簡単で良い。
地震波をサイン波にして計算したことがある。こんな方法でもよいと考えていたことがある。5階建てで固有値解析を行ったことがあるが、Ai分布と大して違わなかった。
結局、難しい計算を行わず、略算が使われている。
posted by TASS設計室 at 17:12| 木造の構造計算

地盤調査会社の考察は大きなお世話

地盤調査会社の考察は大きなお世話である場合がある。
直ぐに地盤改良を勧めることは如何なものか。地耐力計算や液状化の検討を行い、その考察を打ち消す。
必要もないのに地盤改良を行う利点は、頼りない現場監督しかいない現場にとっては助けになる。
posted by TASS設計室 at 13:42| 木造の構造計算

MP108という金物とアンカーボルト

カネシンのMP108という金物とアンカーボルトは優れている。
アンカーボルトは定着板というか先端にナットを付けたもので、埋込深さが浅い割りに108kNという高い短期引抜強度が得られる。
コーン破壊を計算しても成り立つ。このアンカーボルトの使用頻度が高くなりそうだ。
https://www.kaneshin.co.jp/attach_file/item_oth/1000934-451717-1.pdf
https://jp.meviy.misumi-ec.com/info/ja/archives/27083/#:~:text=S45C%E3%81%AF%E6%A9%9F%E6%A2%B0%E6%A7%8B%E9%80%A0%E7%94%A8,%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82
posted by TASS設計室 at 12:34| 木造の構造計算

施工が苦手

施工が苦手という意匠設計者を見かける。現場に行くことを避ける設計者も少なくない。僕もなるべく現場に行きたくないが、時間がかかるからである。
施工を理解していないと設計できないと思うのだが、逃げ回っているのは理解できないからだろう。
詳細図を作成することで、施工も理解できるようになる。
posted by TASS設計室 at 11:45| 建築士