営業段階の企画設計は、ある意味コンペである。他社と競合するものだが、客が気に入ったところがインテリアや設備である場合があると聞いて驚いた。部品が注目される。
ハウスメーカーのモデルハウスや、マンションのモデルルームを見るような感覚で考えているのだろう。
設計の初期段階で、浴室やキッチンを見せることは効果的だが、そんなものは設備メーカーのショールームに行けば見ることができるものである。住宅の設計はメーカーのカタログの寄せ集めで出来ている。
施工に関しては、躯体工事が効率よくできると、施工会社の競争力がつく。その中心人物は現場監督である。そこでは施工図が重要で、RC躯体図、鉄骨詳細図が描ける設計者が必要になる。仕上げを考えながら意匠設計者が施工図や製作図をチェックすればよいのだが、なかなか難しいようだ。
小規模な建物ではゼネコンの仕事を行っている施工図作成者に頼みにくいので、構造設計者が施工図尾を作成することになる。今は、コンクリート施工図を描くことができる現場監督はいない。
コンクリートが打ちあがり、あるいは鉄骨建て方が完了するまでが、構造設計者の仕事である。
何でも計算、構造設計
計算するもなら何でも持ち込まれる。
労働基準監督署に提出するクレーンガーダーの計算、現場にクレーンを設置する際の躯体の検討等々。
これらはゼネコンの現場か技術部で行うものだが、僕が現場の設計室に居た時、現場監督が持ち込んできたことを思い出した。
技術部が手一杯で対応しきれないのかもしれない。
労働基準監督署に提出するクレーンガーダーの計算、現場にクレーンを設置する際の躯体の検討等々。
これらはゼネコンの現場か技術部で行うものだが、僕が現場の設計室に居た時、現場監督が持ち込んできたことを思い出した。
技術部が手一杯で対応しきれないのかもしれない。
posted by TASS設計室 at 11:31| 閑話休題
人は自分が思うように考える
一般論より会社のルールを優先する人、社内規定しか眼中にない人がいる。
技術屋とし視野が狭い。
そのような人だけ、指示待ち人間では仕事は進まない。会議や打合せが多くなるわけだ。
何か違和感を感じたら、そこには考えることがある。ところが、人は自分が思うように考える。
客観的に観る訓練をしよう。
技術屋とし視野が狭い。
そのような人だけ、指示待ち人間では仕事は進まない。会議や打合せが多くなるわけだ。
何か違和感を感じたら、そこには考えることがある。ところが、人は自分が思うように考える。
客観的に観る訓練をしよう。
posted by TASS設計室 at 08:23| 日記
小規模鉄骨造が少ない理由
小規模鉄骨造が少ない理由は、構造計算ルートのルート1に固執することにあるのではないか。
構造設計を行っていて、鉄骨造は小さくてもルート3が当たり前である。経済性が違う。
ヨーロッパではホットコラムが当たり前と聞いたことがあるが、日本でもホットコラムが主流になれば、柱梁耐力比の制限が無くなる。
小規模鉄骨造の保有水平耐力計算は、一級建築士に開放しても良いのではないか。2025年に小規模建築の高さ制限が改定されるが、それに合わせ、構造に関する制限も緩和したらよいと思う。
小規模鉄骨造の保有水平耐力計算は、設計も審査も、それほど難しいものではない。
構造設計を行っていて、鉄骨造は小さくてもルート3が当たり前である。経済性が違う。
ヨーロッパではホットコラムが当たり前と聞いたことがあるが、日本でもホットコラムが主流になれば、柱梁耐力比の制限が無くなる。
小規模鉄骨造の保有水平耐力計算は、一級建築士に開放しても良いのではないか。2025年に小規模建築の高さ制限が改定されるが、それに合わせ、構造に関する制限も緩和したらよいと思う。
小規模鉄骨造の保有水平耐力計算は、設計も審査も、それほど難しいものではない。
posted by TASS設計室 at 00:31| 建築士