木造軸組工法住宅の許容応力度設計@(2017年版)の P.155〜156 に変なことが書いてある。
Df効果って、根入れ効果のことである。周囲の地盤が押さえるので、その分だけ地耐力が増加する。
上記の本は、その分だけ荷重が増加すると言っている。根入れ分の地耐力が減じられている。
通常はこの程度の根入れ効果は考慮しない。
建物の接地圧は、建物総重量を基礎の接地面積で除したものなので、基礎の底面での接地圧である、その地耐力が確認できればよい。
何も根入れの荷重を qa からマイナスする必要なない。Df効果は加算することができるものである。
Df効果について理解された人が書いたと思えない参考書である。
そもそも、地表面で地耐力を求めることは現実的ではない。
木造の小屋組みの荷重
木造は最上階の床が天井と屋根に分かれている。
床としては1つで良いので、床として入力するが、屋根の荷重は勾配を考慮して割り増す。
屋根面を分離して入力するプログラムもあるが、煩わしいので、そのような入力方法は行わない。
層重量なのだから、2つに分ける必要はない。
荷重の伝達方向が天井面と屋根面で異なることがあるが、屋根面で決めればよい。
床としては1つで良いので、床として入力するが、屋根の荷重は勾配を考慮して割り増す。
屋根面を分離して入力するプログラムもあるが、煩わしいので、そのような入力方法は行わない。
層重量なのだから、2つに分ける必要はない。
荷重の伝達方向が天井面と屋根面で異なることがあるが、屋根面で決めればよい。
posted by TASS設計室 at 09:00| 木造の構造計算
RC造とS造が建築の基本
RC造とS造が建築の基本である。
RC造は建築学会のRC規準、S造は「鉄骨の構造設計」(藤本盛久著)などで学ぶ。
それらに多くの基本的な知見が含まれており、そこから始まる。
今では多くの木造専業の設計者は、いきなり木造から始めるが、木造は鉄骨造を学んでいると理解しやすい。
2x4工法は壁式鉄筋コンクリート造そのものである。
木造の設計者が苦手とする基礎はRC造である。
RC造は建築学会のRC規準、S造は「鉄骨の構造設計」(藤本盛久著)などで学ぶ。
それらに多くの基本的な知見が含まれており、そこから始まる。
今では多くの木造専業の設計者は、いきなり木造から始めるが、木造は鉄骨造を学んでいると理解しやすい。
2x4工法は壁式鉄筋コンクリート造そのものである。
木造の設計者が苦手とする基礎はRC造である。
posted by TASS設計室 at 07:26| 建築士